来年こそ目標達成へ!水稲農家勉強会で得た「収量UP&品質両立」の秘訣✨
先日、日頃からお世話になっている肥料・農薬の専門家、野口商店の野口さんにご協力いただき、「さわらファーマーズクラブ水稲農家向け勉強会」を開催しました。昨年に引き続きの開催で、来年作のお米の収量と品質をグンと向上させるための、熱のこもった学びの場となりました!
🧐 経験から学ぶ!今年の反省と成功を徹底的に要因分析
今回の勉強会で特に有意義だったのは、「今年の品種ごとの栽培過程の徹底的な振り返り」**です。
- 「あの時、育苗管理を少し変えていたら…」
- 「このタイミングでの追肥が、〇〇品種にはバッチリハマった!」
といった、会員同士のリアルな失敗談や成功体験をベースに、何が収量や品質に影響を与えたのかを、一つ一つ要因として深掘りしました。
農家団体として集まることで、「自分の圃場では気づかなかった地域の傾向」や、「同じ失敗でも、視点を変えれば新しい対策が見つかること」があり、まさに農業者団体ならではの学び合いだと実感しました。日頃から密に情報を共有できる仲間がいることの心強さを改めて感じた時間でした!
📈 来年の戦略を練る!野口さん直伝の重要ポイント
後半は、気象や地域の生育状況に基づいた来年作の戦略を、野口さんに重点的に解説していただきました。
- 🐞 増え続ける稲カメムシの徹底対策:早期からの防除の重要性や、効果的な薬剤の選択・散布タイミング
- 🔥 高温障害への備え:猛暑に負けない健全な稲体づくりや、品質を守るための具体的な方法を学びました。
これらは、水稲の収量要素を高めるだけでなく、高品質なお米を届けるために避けて通れないテーマです。とても実践的な内容で、今から対策を練り直すヒントがたくさん詰まっていました。
🎯 収量と品質は両立できる!成功の鍵は「計画」にあり
今回の勉強会で最も核心をついたのは、収量構成要素についての話でした。
収量 = 株数 × 穂数 × 籾数 × 登熟歩合 × 千粒重
この方程式を前に、「自分の田んぼのどこに”伸びしろ”や”改善の余地”があるのか」**を把握することの重要性を再認識しました。
一般的に「収量を上げると品質が下がる」と言われますが、野口さんの話では、「登熟歩合(=実の詰まり具合)」や「千粒重(=一粒の重さ)」といった要素を追求することで、食味を落とさずに収量をアップさせる栽培方法があるとのこと!
そのためには、「すべては事前の計画が大事!」という結論に行き着きました。目標を達成するために、どの生育ステージでどの要素を最大化させるのか、逆算して肥料設計や水管理計画を立てる。これが、来年への大きな宿題となりました。

この学びを活かし、地域の皆さんに「美味しい!」と言っていただける、目標収量と最高品質のお米を目指して頑張ります!
講師:野口商店さん
